一度知ってしまったら、二度と知らなかった昔には戻れない

(北海道)二世古酒造

もうすっかり酒本銘酒頒布会の常連の地位を確立した、北海道を代表する地酒蔵です。
平成24年1月の厳寒の日、水口渉杜氏に初めてお会いしたのを昨日のように思い起こします。
その日の事務所でのしぼりたての純米のきき酒は、当時は数本のみの仕込みで、決して完成された味わいの酒ではありませんでしたが、彼の酒造りに対する情熱に強く心惹かれました。
実家の蔵に戻って12年目。
杜氏不在で酒造りを覚えることから始まり、品質向上のためには何が必要なのか、試行錯誤の毎日だったと聞きました。
おそらく大変な毎日だったと思います。
いつも申しておりますが、私が蔵を選定する基準の一つに「蔵元の酒造りに対する素直で誠実な熱い思いの有無」があります。
『スキルよりウイル』が大切なんだと勝手に思っております。
すっかりおなじみになった彩りシリーズ。
彗星を使った爽やかな旨味の「青ラベル」、吟風を使った穏やかな旨味の「黄色ラベル」、彗星を50%精白したフルーティな旨味の赤ラベルは、人気絶好調です。
6年前、初めての頒布会酒は24BYの純米吟醸。
2年目は私の依頼で初めて挑戦した「生もと」純米。
3年目は、伊達産の無農薬酒米を全量使用し、精米歩合・酵母を指定し、仕込み1本分を「北力」として委託製造してもらった生もと仕込みの純米原酒でした。
そして6年目の今年は昨年11月、有志の飲食店様立会いの元、全霊を込めたオリジナルブレンドです。
今後のますますの活躍が本当に楽しみでなりません。
皆さんの応援が、蔵を育てます!
ご愛飲よろしくお願いします。
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