一度知ってしまったら、二度と知らなかった昔には戻れない

上原 浩 著 『純米酒を極める』

734円(税込807円)

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光文社知恵の森文庫

2011年1月20日初版一刷発行



自他ともに認める酒本久也の日本酒の師匠である故・上原浩先生。

「夏子の酒」に出てきた酒造技術者「上田先生」のモデルとなった人物で、純米酒の神様と、純米での日本酒つくりに注力する酒蔵から敬慕を集めた氏の著書が文庫版として入荷いたしました。



出版社より

「本来、日本酒は、これ以上ないほど安全で健康的な食品である。しかし、戦中戦後の緊急避難策として始まったアルコール添加が定着し、経済効率のみが優先されてきた結果、「日本酒は悪酔いする、飲むと頭痛がする」といった誤解から今日の危機を迎えた。わが国固有の文化である日本酒はどうあるべきか。「酒造界の生き字引」による名著



改めて読むと純米酒造りに対する取り組みが非常にわかりやすく、かつ的確に記されています。これから純米酒の世界の扉を叩く方にはうってつけの一冊です。

作中において、酒本久也についても言及されています。必読です。

(古瀬)